トラッキィギャンビィ

投機した時間の軌跡

サラリーマンはギャンブルなんじゃないかな

なかなか投資の話なんて友達となんてできないけど、たまにそういう話になると株なんてギャンブルで堅実が一番というような考えをちらほら聞きます。

今日は、どう考えてもそれが一番ハイリスクローリターンだってことをまとめます。

目次

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ギャンブルとは

wikipediaの説明文によると、以下のようなもののことです。

賭博とは、金銭や品物などを賭けて勝負を争う遊戯のことである。 金銭や品物などの財物を賭けて、(偶然性の要素が含まれる)勝負を行い、その勝負の結果によって、負けた方は賭けた財物を失い、勝った方は(なんらかの取り決めに基づいて)財物を得る、と言う仕組みの遊戯(ゲーム)の総称である。

僕としては、全てのが投資した時間やお金や技術に対して、基準とする何かと比べて下回るか上回るかのギャンブルに還元できると考えています。

これに加えて、期待値が100%を下回るものを全てがバカにされるべき愚かな行為としてみなしてもいいと考えています。

還元率の問題

還元率とは掛け金に対して平均してどれくらい返ってくるかを表すものです。

パチンコの還元率は競馬より高い約85%。そのギャンブル性について考える | ハーバービジネスオンラインから引用

このように公営ギャンブルや博打と呼ばれるものは、総じてお金が減る仕組み担っていることがわかります。

インフレ率

インフレ率とは、現在では日銀が2%を目標として掲げ、毎年その分だけ貨幣の価値が下がっていくことです。

例えば、インフレを現すもっともいい例が200年前の1ドルの価値をグラフに表したこの記事はインフレのいい指標になると思います。 

この記事から、資産の中でただ一つ価値を落としているのがお金という資産です。

名目ギャンブルと実質ギャンブルと相対的ギャンブル

ここまでの流れを使ってギャンブルの正しい説明を試みたいと思います。

名目ギャンブル

世間一般のイメージする純粋にお金をかけて減らすギャンブルのことです。

パチンコ・宝くじ・競馬などどの資産クラスから見てもマイナスサムゲームをしているため全ての人が趣味などと割り切り、熱狂する人を憐れみます。

名目の世界では、お金こそが王様で誰もが生活の中で触れるため分かりやすい世界観のギャンブルです。多くの人がギャンブルというとここを基準にするのはそのためです。

実質ギャンブル

こちらは、サラリーマンなど普通の人たちが気がついていないギャンブルです。

この人たちはお金という資産のみを見るために、何もしない・貯金をすること・働いてお金を得ることがリスクのない手段だと考えています。

インフレを気にせず緩やかに負け続け、日本では年功賃金の概念によって昇給を受けていると思い込みます。

ここを基準にするためには、少しの勉強と理解が必要なため立てる人は少ないです。

相対的ギャンブル

なぜギャンブルの定義の考えが人によって違うのかというと、一口にギャンブルといっても、自分のするギャンブルを基準とすれば、より下の還元率のゲームがあれば儲かるゲームをしていると錯覚し、より上の還元率のゲームに目を向けた人から抜け出していきます。

浪費が最大のギャンブルで、株式投資がもっともリスクのないものだとみなすことができます。

真のノーリスク資産を持つ人々

勉強と理解によってギャンブルの世界から抜け出す集団は、インフレを何よりも恐れ回避する手段を考えるか、事業によってそれ以上の成長を考え、期待値をプラスにするために必要なだけのリスクをとります。

ここにお金持ちと貧乏人の差が生まれると考えています。

株式や債券などはお金から見ると価値が揺れ動いていますが、長期で見ると必ずと言い切れるほどお金の価値を上回ります。この必ず負けるお金をそのまま持つというギャンブルをしているうちには、何もわかっていないと言わざるを得ません。

まとめ

  • 公営ギャンブルなどはどの資産クラスから見ても損をする
  • お金は証券・不動産・事業などから見ると損をする
  • お金を信じる人が多い以上、資産クラスを考えれば永遠に勝ち続けられる

お金持ちはギャンブルをしていないし、株式・債券・REIT・不動産は名目ギャンブルでも実質ギャンブルでもないのに、多くの人がいわゆるギャンブルだと考えているのが面白いと思っています。

僕の中では多くの普通の人の方がよっぽど分散も何もせず、ギャンブラーだと思っていますが、なかなか理解されないのが不思議です。

そんなに勉強もいらない気もするんですけどね、世の中って不思議ですね。