クレジットカードの選び方
クレジットカードの選び方
クレジットカードを選ぶポイントを整理します。
基本的な選び方
自分の支出状況から
- 公共交通機関をよく使う
- 車やバイクをよく使う
- よく使うスーパーがある
- ネットでよく買い物をする
- 外食が多い
- 友達とよく遊びに出かける
支出には個人個人の偏りというものがあります。
それに合わせたカードを持つことで割引などでお得になりやすいです。
ポイントから
還元率の高いクレジットカードも調べると多く出てきます。
- 楽天カード
- OricoCard THE POINT
- Yahoo! JAPANカード
などと言った高還元率を誇るカードもあります。
通常だと0.5%が基本のポイントですが、上記のカードは1%のポイントが付きます。
見栄を張りたい
黒いデザインのカードや年会費無料で持てるゴールドカードなど一瞬お金持ちと間違われるようなクレジットカードもあります。
育成型のクレジットカード!?
クレジットカードには、上位カードが存在するカードもあります。
たくさん使うことで優良顧客と見なされ、上位のステータス性の高いカードが持てるものもあります。
こう言ったクレジットカードはいきなり持つことができないため、将来のために今から行動しなくてはなりません。
三井住友カードを例にあげると以下のように年齢や使用履歴で育って行きます。
- デビュープラスカード…18歳~25歳限定カード
- プライムゴールドカード…26歳で自動更新
- ゴールドカード…31歳で自動更新
- プラチナカード…ゴールドカードで2年間100万年使用でインビテーション
国際ブランド
クレジットカードには7大決済ブランドが存在します。
自分のカードの国際ブランドが確認できれば、その店で決済できることになります。
以下はブランドごとの特徴です。
VISA,Master Card
決済カードと呼ばれる決済に特化した利便性に優れたブランドです。
カードブランドとしての特典は少なく、自社でカードを発行していません。
決済手段として2社と銀聯でほとんど全てのカード決済のシェアを占めています。
そのため、クレジットカード決済可能な店であれば、ほぼ決済が可能です。
JCB,American xpress,Diners Club
T&Eカードと呼ばれるトラベルやエンターテイメント関連に強いカードです。
決済カードと違い、ハイレベルな保険やT&Eサービス網や特典を使うことができます。
3社は自社でカードを発行しており、全世界共通のカードデザインは海外旅行へ行った際には身分を表すものとしても使用されたりします。
銀聯,Discover
中国、欧州が中心のカードで日本人のクレジットカード候補には入らないです。
付帯保険
クレジットカードには様々な保険・補償内容がついています。
特に海外旅行損害保険が自動付帯なのか利用付帯なのかは重要な項目です。
盗難保険
日本のクレジットカードにはほぼ100%ついています。
紛失・盗難時に正しく使えば不正利用から身を守れます。
下記はイオンカードの例
イオン銀行がカード紛失の届け出を受理した日を含めて61日前にさかのぼり、その後に発生した損害額について全額補填します。
ショッピング保険
正式名称は動産総合保険といい、分かりやすく各社でショッピング保険やお買物安心保険などに名称を変えています。
そもそも保険が付いているか、どの額の補償が付くかを調べる必要があります。
クレジットカードで支払った場合に購入した商品に保険がつきます。
以下の商品には適応することができません。
- 食料品
- 現金、金券など
- 乗車券・旅行券などチケット類
- 書籍
- 電化的・機械的故障によるもの
- 動植物
- 美術品
- 乗り物とその付属品
- サーフボード、セーリングボード、ハンググライダーなど
- 不動産など
- めがね、コンタクトレンズなど
- 携帯電話とその付属品
(Diners,Amex,イオンカードなどOKの場合も) - 義歯や義肢
- 会員が従事する職業上の商品
海外旅行損害保険
クレジットカードの海外旅行損害保険で重要なことは4つあります。
- 海外旅行保険が付いているか
- 自動付帯なのか、利用付帯なのか
- どの保険項目を優先して見るべきか
- キャッシュレス診療ができるか
1.海外旅行保険が付いているか
年会費無料のクレジットカードには付いていないものもあるので確認が大事です。
2.自動付帯なのか利用付帯なのか
- 自動付帯…海外旅行に行けば自動で保険が適用される
- 利用付帯…適用させたいカードでツアー料金または公共の交通機関を利用する
利用付帯の場合には、旅行先の交通機関を使うことで保険適用時期をずらすといった裏技的な使い方もできます。
3.どの保険項目を優先して見るべきか
海外旅行保険は6つの項目からできています。
死亡・後遺症以外の保険は複数のカードを持っている場合には合算されます。
- 死亡・後遺症
- 傷害治療費用(複数のカードで合算可能)
- 疾病治療費用(複数のカードで合算可能)
- 賠償責任(複数のカードで合算可能)
- 携帯品損害(複数のカードで合算可能)
- 救援者費用(複数のカードで合算可能)
どの項目が重要かは、こちら保険会社の2016年度のデータをご覧ください。
1位 | 治療・救援費用 | 51.5% |
2位 | 携行品損害 | 30.9% |
3位 | 旅行事故緊急費用 | 13.7% |
- 30人に1人の割合で事故が起こっていること
- 上位3つで9割以上のトラブルに対応ができること
- 高額医療費用事故はほとんど起きていないこと
- 起きたうちの半数はシニア層が占めていること
若者にどれくらいの保険が必要なのか判断する事実がデータから判断できます。
このことから太字にしている項目が特にクレジットカードに付帯する保険として重要なことがわかります。
4.キャッシュレス診療ができるか
キャッシュレス診療に対応したクレジットカードであれば、カード会社の引受保険会社の提携病院を紹介してもらい、キャッシュレスで治療を受けることができます。
キャッシュレス診療ができるかどうかは、手持ちの現金に左右されない点で重要です。
国内旅行損害保険
海外旅行損害保険と違い、死亡・後遺症の他には入院費・通院費・手術代といったシンプルな項目しか適用されないカードが多いです。
これを目当てにクレジットカードを選ぶ必要はないと私は考えています。
渡航便遅延保険
搭乗予定の飛行機が大幅に遅れた場合などに支払われる保険です。
大幅と言っても4時間以上であったり、現地のホテル代・食事代・下着代など限定的であったりするために条件も厳しく限定的でそこまで重要視する保険ではないと考えられます。
まとめ
- 基本的な選び方
- 国際ブランド
- 付帯保険
選ぶ時に必要な大まかな基準をまとめました。
基本的には割引やポイントで選び、国際ブランドはVISAかMasterでという方が多いと思いますが、だいたいそれで正解ということですね。
人気の楽天カードもよく調べると1%のポイントが付き、付帯保険も無料カードの中でバランスよく高水準で本当にいいカードなことが分かります。
海外旅行損害保険はどの項目が重要か、死亡以外の保険は合算可能なこと、クレジットカードは複数持っているだけで海外旅行に対応できると知らなかった方も多いんじゃないでしょうか。僕は調べてみるまで、全く知りませんでした。
この記事がクレジットカード選びの参考になれば幸いです。