【読書メモ】緋色の研究
目次
作品詳細
作品名:緋色の研究
作者:アーサー・コナン・ドイル
訳者:深町眞理子
出版社:東京創元社
発売日:2010年11月30日
原作発表年:1887年
- 作者: アーサー・コナン・ドイル,深町眞理子
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2010/11/28
- メディア: 文庫
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こんな人にオススメ
- シャーロック・ホームズの最初の作品なのでまず入門したい方
- 探偵ものが好きな方
多分ですが、若干読みにくさを感じたため探偵ものを初めて読む方にはお勧めできないかもしれません。
読むと得られること
- ホームズとワトソンの出会いが描かれています
- 当時の雰囲気
読もうと思った理由・期待したこと
アガサ・クリスティーを何冊か読んでミステリー・推理小説というジャンルに興味が出たので、名前を知っていたコナンドイルの本を手に取ってみました。
シャーロック・ホームズと言う誰でも知っているような超有名な作品のことを僕はあらすじすら知らず、それはどうなんだと思い読もうと思いました。そう言う教養的な物語が全て抜け落ちているので、それを埋めようと思ってます。
あらすじ
1章
アフガニスタンの戦場から負傷して帰ってきたワトソンはお金が厳しいからと安い家を探していることを友人に話すと、シェア相手を探しているホームズを紹介されるところから二人は出会う。
初対面から、ワトソンの経歴を当てるホームズに興味を示すワトソン。負傷のため暇を持て余すワトソンはホームズの研究や職業が気になり出し、ホームズに誘われ殺人現場に一緒に赴くことになる。
殺された男は、イーノック・ドレッバーという名刺を持っており、壁には”RACHE”と血で書かれた文字が残され、女性の婚約指輪が落ちていた…。
地元の切れ者を称する刑事二人がホームズを冷ややかな目で見ているが、二人の刑事の捜査は的外れに終わり、ホームズはたちまち犯人のジェファースンを見つけ出し刑事二人の前まで連れて来ることに成功する。
2章
アメリカの砂漠で集団で迷い込んでしまい最後の2人の生存者になってしまったキリスト教のジョンと幼いルーシーは、近くを通りかかったモルモン教の集団に教義を模型れるなら助けると言われ、それを受け入れ助けられる。
彼らと生活をし、恵まれた才能で預言者や長老をのぞいて一番の土地を与えられたジョン出会ったが、モルモン教のハレム思想だけは受け入れられず、キリスト教の青年ジェファースンと成長したルーシーを結婚させようとする。
それを快く思わない長老や預言者は、夜逃げをしたジョンを殺し、ルーシーを長老のハレムに入れ、ジェファースンは一人生き延び復讐を誓う。
長年、長老たちをつけ狙うも長老たちは隙を見せず、やっと見せた隙がホームズの解決した事件の時であった。
事件の解決は、地元誌では切れ者刑事二人のおかげとなり、ホームズは素人探偵でその場に居合わせただけと描かれてしまい、ワトソンはこの事件の手記を書くことを決意し、ホームズは気にせず事件の説明をして終わる。
感想
アガサ・クリスティーの時と違って、少し読みにくいというのが1番の印象でした。これは訳者の技術的な問題なのか、書かれた時代はクリスティーよりコナンドイルの方が古いからなのかはよくわかりません。
しかしそういったこととは関係なく、推理ものという名探偵コナンとか金田一少年の事件簿を見て育っている僕のような世代でも、読んでいて引き込まれる力を持っていること自体がすごいと思いました。古い本だと大体がその時代だからよかったんだなっていう、今読むと拍子抜けの本も多いので時代を超える作品の色褪せなさはなんなんだろうと興味が出てきますね。
シャーロックホームズシリーズの次の作品がなんなのかすら知りませんが、クリスティーのポアロやマープルのシリーズと共に少しずつ読んでいきたいと思ってます。
皆さんはどうやって昔の作家だったり作品だったりを見つけているんでしょうかね、僕は聞いたことあるものを読んでみるくらいしたしてませんが、そういうミステリー大全的な本で知ったりするんですかね。
今のところは、上記の3シリーズを読んでいこうと思ってます。