配当金で暮らしたい
配当金とはどんな性質で、どれくらい持っていれば生活できるのかを考えたいと思います。
目次
配当金とは
株式を持っていた場合に、毎年利益の中から1株あたりn円という形でお金を受け取れる仕組みのことです。つまり、株式というのは株式自体の上下以外にもお金をくれることになります。
他の金利と比較
普通預金 | 日本10年債 | アメリカ10年債 | 東証1部平均配当 | アメリカ配当 | |
金利 | 0.001%~0.1% | 0.07% | 2.4% | 1.7% | 2% |
配当について2016年末あたりのデータを参照しました。債券は記事作成日あたりです。
ここ最近は株価が上がっているためアメリカの配当は低く見える傾向があり、1800年後半から今までの平均配当は4%を超えています。
複利の力
株式会社によって違いますが、日本株の場合の多くは年に2回、米国株の場合には年4回に分けて配当金が配られます。
同じ金額をもらう場合には、2回と4回に差がないと考えられそうですが、実際には1年の間に1%を4回もらうのと、2%を2回もらうのでは若干の差が出ます。
差が見えるように25年と50年で計算すると、少しの差が見られるようになります。
- 25年 1.01^100 = 2.705 1.02^50 = 2.692
- 50年 1.01^200 = 7.316 1.02^100 =7.245
つまり、日本株よりアメリカ株の方が配当利回りからも複利の面からも優れていると言えます。
税金
税金となると外国源泉徴収税(10%)・所得税(15.315%)・地方税(5%)がかかります。
- 日本株が20.315%の課税で、79.685%
- 米国株が上記に10%課税で、71.7165%
その差は7.9685%あり、確定申告をすると戻ってきますが、しない方はこれだけかかってしまうことを理解した方がいいです。
この差があっても、日本株より米国株の方が平均して配当をもらえることは計算しなくてもわかります。
配当銘柄のいいところ
値崩れしにくい
高配当銘柄は、その性質上値崩れがおきにくいと考えられます。利回りを重視する投資家が多くなるので、平均と比べた配当が高い率を保っている限りにおいて値崩れがおきにくいです。
連続増配
他の方のブログで紹介されていることが多いですが、企業が連続で何年間配当を増やしたかという実績が表になっていたりします。ジョンソン&ジョンソンやP&Gなど50年連続で増配している企業もあったりします。
一応解説すると、年4回配当するので2年に1回のタイミングで増配すれば連続記録は達成できます。
$2/$2/$2/$2が$2/$2/$3/$3となり$3/$3/$3/$3となれば3年連続増配してますよね。
利益確定される
配当という形で利益確定されるので、税金を取られるデメリットもありますが、長期間持つ場合には、キャッシュフローが読みやすくなったり、何より3ヵ月に1回現金をもらえるのは嬉しいですよ。
配当で暮らすには
元のお金が必要が必要と言うことになりますね。
サラリーマンと同じだけ稼ぐ必要はまったくないと思いますが、それを目指すならざっと1億円必要になるかと思います。
だいたい高配当銘柄で現在4%ほど見込めるので、400万円の税引き後320万円でしょうか。
僕の場合だとたぶん2000万もあれば暮らせると思います。80万円の税引きで65万円ほどです。月5万もあれば、実家暮らし、生活費ほぼかからない生活をしている僕からすると相当遊んで暮らせます。
人によって違いはあるかと思いますが、配当生活と言うことは今まで働いていた時間を好き勝手使えるようになるということなので、その時間を使って何か別の楽しく感じることでお金を貰えば、サラリーマン時代より少ない収入でも大丈夫なんじゃないですかね。
自分で自分の生活保護・セーフティネットを作る作業とでも言うんですかね。そういうことができれば経済的な自由が得られて、今の仕事も気楽にできたりするんじゃないかと思います。
配当生活の準備をしませんか?