【読書メモ】低資金で高収益![Airbnb]不動産投資戦略
目次
作品詳細
作品名:低資金で高収益![Airbnb]不動産投資戦略
作者:岡田のぶゆき
出版社:ぱる出版
発売日:2016年3月10日
こんな人にオススメ
読むと得られること
読もうと思った理由・期待したこと
AirbnbやUberなどシェアリングエコノミーが進む中で僕は一つも使ったことがないので、とりあえずどんな感じでやってる人たちがいるのかを見てみたかったため手に取りました。
日本における詳しいAirbnbの動向や日本の不動産業界と合わせて今後どうなっていくのかを大枠で知りたくて読もうと思っています。
要約
Airbnbとは
簡単にいうと民泊マッチングサービスで、日本では主に外国人観光客が利用している。
リスクとして以下が挙げられる。
- 法的リスク
- ホストがトラブルを起こすリスク
- 近隣からのクレームリスク
- 部屋の破損リスク
法的には民泊自体がグレーだが、現在「民泊条例」の制定と「簡易宿所の緩和」と法的整備が進んでいる。
基本的には普通のアパート経営と同じで、管理会社に任せたり清掃を外注したりしているオーナーもいる。
立地・物件
外国人観光客のニーズとして、次の4つが挙げられる。
- 利便性…観光地に近いことやアクセスを重視するが、賃貸と違い駅からの距離はそこまで重要視されない、スーツケースをひくため平坦さや高層階は好まれない
- 日本文化…和室やその他インテリア、100均・スーパー・薬局・居酒屋など
- 快適さ…清潔なリネン・アメニティ・キッチン用品・洗濯機・掃除用具など
- 希少性・付加価値…各々の特徴(例えば、城や飛行機ハウスなどもある)
物件は、次のような分け方ができる。
- シェアルーム…自分の部屋にベッドを設置して貸す
- 個室…ワンルームか戸建ての一室を貸す
- 貸切…アパート・マンション・戸建て・二世帯住宅の一世帯分を貸す
下に行くほど、初期投資が大きく料金も大きく設定できます。
特に5人などの旅行者はホテルではなかなか対応できないため付加価値が付く。
自分が狙う層に合わせた部屋の選択とデザインを選ぶことが重要。
運営テクニック
Airbnbの決済システムは素晴らしいホストは3%・ゲストは6~12%の利用料をAirbnbに抜かれるが、ドル・円どちらでも無料で受け取れ、クレカで決済される。
他のサービスと変わらず、レビューこそが一番の宣伝となる。
レビュー項目は以下の通りで
- 正確さ…家とairbnb上の情報があっているか
- コミュニケーション…要望にどれだけ応えられたか
- 清潔さ…リネン類や部屋などの綺麗さ、使用感のなさなど
- ロケーション…周りが騒がしくないか、治安など
- チェックイン…フレキシブルに対応できたか
- コスパ…金額に見合っていたか
レビューは、サイト内SEO効果はもちろん、スーパーホストという一定の条件をクリアし続けないとつかないメダルもレビューから受け取れます。
トラブル
外国人であることを忘れないことが大切。
- マップがわからず迷子になること多いので、わかりやすいマップを作る。
- 鍵の受け渡しは直接できないこともあり、ポストを使うことがあるがそれを見つけられないこともある
- 部屋のものを盗難・破壊されることもある。Airbnbを通して相談することや保証金システムを使うことで回避できることもある。
- 大人数の利用者だと、騒音で近所からクレームもあるかもしれない
- 2回目の使用での、直接取引の持ちかけが多いが決済システムを使えないためトラブルが起こることもある
- 設備故障に即座に対応できないこともある
また、転貸は賃貸元のオーナーが許可していなければやってはいけない。大体の場合において契約上禁止されており強制退去も文句を言えない。
感想
この間プロブロガーの方のオフ会に参加した時にAirbnbで不動産投資をしているという方が何人かいたので、少し調べてみようと思いましたが、その辺のブログでも良いんじゃないかというくらい薄い内容の本でがっかりでした。
こんな本ってあるんですね、2時間もかからず読めるってどうなんですかね。
必ずしもかけた時間と良い本だったかは相関しないと思いますが、それでも少し思ってしまいます。
Airbnbによる不動産投資・現在の都心の空室率などのデータ・普通の不動産投資の動向なども含めて分析してAirbnbの優位性を説いてくれればよかったのですが、どうにもAirbnbを紹介してみましたという紹介文の域を出ていないと思います。
残念な本なので、読みたいと思っていた方は読まないほうがいいです。Airbnbに関するいい本あったら教えて欲しいですし、調べたいと思います。