【読書メモ】スタンフォード式疲れない体
目次
こんな人にオススメ
- 慢性的に疲れが抜けない人
- 特定部位の疲れだるさを感じる人
- 今より疲れない体が欲しい人
読むと得られること
読もうと思った理由・期待したこと
特に理由はないが、昨日のkindleセールで先頭に出たからというのが大きいと思います。amazonの手の平で踊ってるだけ。
現状の正しい知識を入手して間違った健康法をしないために読もうと思いました。
私は疲れを持ち越したこともないし、そこまで疲れたと感じたこともないのでその理由もこの本で見つけたいと思って読みました。
作品詳細
作品名:スタンフォード式疲れない体
作者:山田知生
出版社:サンマーク出版
発売日:2018年5月28日
スタンフォードは文武両道の大学で23年連続で総合大学スポーツランキングNCAA1位を獲得し、リオ五輪ではアメリカのメダル数の22%をスタンフォードの学生が取るほどの名門校である。
その名門校で16年間勤め、現在もスポーツ医局のアソシエイトディレクターを勤めている著者がもっとも力を入れてきた「疲れ」をまとめた本である。
要約
トレーニングの基本として以下の項目を大切にしている。
これは普通の人にも当てはめることができる。
ハードワークを日々の仕事や日常生活に変えると対応可能。
疲れとは
2000年代前半までは乳酸が原因と言われた疲れだが、それは違うことが解ってきた。
VR器具の登場で簡単に目の動きを測定できるようになると、激しいトレーニング後の選手と睡眠不足の人の脳の状態が似ていることがわかり、疲れとは「筋肉と神経の使いすぎや不具合によって体の機能に障害が発生しいる状態」だと判明した。
自律神経と中枢神経、2つの神経つまり脳に疲れの原因があると言える。
疲れチェック
- 脈をはかる、通常70~80くらい
- 睡眠時間が不規則、色々な時間に寝ている
- 腰の痛み
- 胸で呼吸している、姿勢が歪んでいる
4つ目の判定基準として胸骨の一番下と左右の肋骨の一番下にくる位置を結び90度以上開いていたら胸呼吸の疑いがあり、姿勢が歪んでいるかもしれない。
疲れ予防、IAP呼吸法
息を吸う時も吐く時もお腹の中の圧力を高めてお腹周りを固くする呼吸法。
メリットとして
- 腹圧上昇で体幹と脊柱が安定し、姿勢が正しくなる
- 姿勢によって中枢神経と体の連携がスムーズになる
- 体がベストポジションに矯正され無理な動きがなくなる
- 結果、パフォーマンスが上がり疲れや怪我が減る
生まれたばかりの赤ちゃんは、誰に教わるでもなくお腹の圧力を保つこの呼吸法で呼吸をしている。
IAP呼吸法は性質上、副交感神経を優位にしてくれる働きもあるため就寝前に少し意識するだけでも睡眠の質が上がり回復力も高まる。
疲れの対症療法
何より大事なのは睡眠で、睡眠の長い選手ほどスポーツ選手としてのキャリアが長いこともそれを裏付けている。
最低でも6時間の睡眠はマストである。
睡眠4か条
- 夜更かしも早起きもしない
- 週末に体内時計を狂わせない
- 就寝90分前までに入浴
- 就寝前にはIAP呼吸法
以下は疲れへの個別の対処
- 人の内臓は左右対称ではないため何もしなくても体は歪み疲れていく
- 根本を解決するためには休憩ではなく軽い運動をすることが最も効果的
- 座り疲れには30分に1度立ち上がる
- もしくは両膝でかぶしを挟む運動と足を開きそれを手で押さえ込もうとするの運動を15秒ずつとかかととつま先の上げ下げをする
- 肩こりには肩甲骨を寄せるか手を肩につけながら腕を回す
疲れなく体を作る食事
疲れを最小化する習慣
感想
本の3,4章に当たる食事と最小化については気が向いたらまとめようと思います。
面白い本なので自分で読んでもすぐ読めると思うのでオススメです。
運動後の疲労など疲れは全て乳酸だと思っていたのでまずその部分から裏切られて楽しく読めたと思います。
体と脳のズレが疲れの原因と聞いてなんとなく自分の疲れない理由がわかったような気がしました。結構何をするにしても自分の思った通りにできることが多いので、体の脳のズレがもともと少ないんだろうなと。
もっと言うと、肉体を酷使することもないし睡眠は昔から基本は8時間取っていたので疲れない理由はそう言うことなんだなと改めて自分の習慣に感謝ですね。
この本から、直さなきゃいけないことも見えてきました。
飲み物やお菓子に関して、なんでもいいやと思っていたのですが、お菓子はビタミン消費するだけだとか水が一番いいだとかを読んでお菓子とジュース別に好きじゃないので避けていこうと思うようになりました。
少し気になったのは、本の最初で難しい言葉や言い回しをしないと書いてあったのでそのためかもですが、あまりデータに触れていない感じがして本当なのか疑わしくも思ってしまいましたが、参考文献当たればそれも解消されるんでしょうかね、それが少し心残りでした。